京都市の「京都アニメーション」のスタジオが放火され社員36人が死亡した事件で、来月(9月)から裁判員裁判が始まるのを前に、ジャーナリストなどで作る団体が、裁判所に対し、傍聴する機会を保つため、十分な数の傍聴席を確保することなどを要望しました。
京都地方裁判所に要望書を提出したのは、ジャーナリストの江川紹子さんや弁護士らで作る団体です。
要望書では、今回の裁判は社会の関心が集まる中で、多くの傍聴席が被害者参加に使用されることが予想されるとしています。
そのうえで、裁判所に対して、憲法に規定された裁判の公開の原則をふまえ、傍聴する機会を十分保つため、一般傍聴席と報道用記者席ともに十分な数を確保することなどを求めています。
十分な席が確保できない場合、映像を回線で結ぶビデオリンクを使って、別室で裁判を見られるようにすることも提案しています。
さらに、被害者を特定する情報を秘匿する場合には、要件を十分に検討したうえで、判断するよう要望しています。
記者会見を行った江川紹子さんは「法廷を目撃する人がいることは裁判の信頼につながり、傍聴席も裁判を構成する大事な要素だ。柔軟に開かれた裁判所の姿勢をみせてもらいたい」と話していました。
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