モスクワの中国大使館は、中国人観光客がカザフスタン経由でロシアに入国しようとしたところ4時間にわたる事情聴取を受け入国を拒否されたとし、ロシア側の対応を「野蛮」だと非難した。
同大使館は4日、「ロシアの野蛮かつ過剰な法執行は中国国民の合法的な権利と利益を著しく侵害している」と中国のソーシャルメディア、微信(ウィーチャット)に 投稿した。
在ロシア中国大使館によると、7月29日にカザフスタンからロシア入りしようとしていた中国人5人が国境検問所で「4時間にわたって繰り返し事情を聴かれた」という。5人の入国は拒否され、観光ビザ(査証)も取り消されたと同大使館は説明した。
中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は昨年2月、「無制限」の友好関係をうたっており、中国によるロシア批判は異例。中国はロシアのウクライナ侵攻を巡りプーチン大統領を非難していない。
同大使館はこの問題に関与した人物から提供された動画を確認した後、ロシアの外務省と連邦保安局、連邦国境警備隊に抗議したとしている。
中国大使館によるロシア批判の数日前、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の中国版「抖音」に100万人近いフォロワーを持つ中国人インフルエンサーが、ロシア・カザフ国境の検問所での出来事を捉えた 動画を投稿していた。
原題: China Embassy Rips ‘Brutal’ Russia Border Incident in Rare Move (抜粋)
(最終段落を追加して更新します)
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