新居浜市の公立小学校で、児童が訴えたいじめ被害を学校側が適切に調査しないまま、「いじめの事実はない」と判断していた問題で、きょう新居浜市の石川勝行市長は「十分な調査がされていないのであれば、良くないことだ」と述べ、今後、市としても学校や教育委員会の対応を検証する考えを示しました。
この問題は、新居浜市の公立小学校の3年生の男子児童が複数の上級生から受けたといういじめ被害を学校に訴えたものの、学校が適切に調査をしないまま「いじめに該当する事実はない」と判断していました。
これについて、新居浜市の石川勝行市長はきょうの会見で「公園で起きたいじめについてはことし4月に教育委員会から報告を受けていたが、その際に悪口に関するいじめの報告は受けていなかった。十分な調査がされていないのであれば、良くないことだ」と述べました。
そのうえで、「第三者委員会には双方の意見を聞いて、十分調査をしていただきたい。結果を踏まえて必要な対応を取っていきたい」として、今後、調査結果を踏まえて、市としても学校や教育委員会の対応を検証していく考えを示しました。
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