[シントラ(ポルトガル) 28日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は28日、欧州中央銀行(ECB)主催のセミナーで、インフレ率が鈍化した後に2024年に再び加速することが「合理的に確信」できれば日銀が金融政策を転換する十分な理由になると述べた。
日銀は、過去の輸入物価上昇の影響が薄れるためインフレ率上昇が「しばらくの間」鈍化し、その後24年に再び上昇すると予想している。しかし植田氏は、24年に再上昇に転じるかは不透明だと述べた。
その上で、十分な賃金上昇と伴ってインフレ率の2%回帰を持続的に達成するには「まだ幾分の距離がある」とも指摘。インフレ率が安定して2%超となるためには、賃金の伸びが一貫して2%を大きく上回らなければならないとした。
またヘッドラインインフレ率(総合インフレ率)は3%を超えているが、基調的インフレ率は日銀の目標である2%を下回っているため、金融緩和を続けていると述べた。
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