イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)メンバーのテンレイロ委員は29日、物価上昇が定着する兆しが見られるが、最近の市場金利の急上昇がインフレ抑制に十分だろうとの見解を示した。同委員は来週、退任する。
テンレイロ氏はロンドンでの講演で、自身にとって最後の先週の政策決定会合で多数派が0.5ポイントの利上げを支持したにもかかわらず、4.5%での政策金利据え置きに票を投じた理由を説明した。
住宅ローン金利を押し上げているこの1カ月の金利急上昇に言及し、「より長期的な部分」で市場金利は大きく上昇してきたと指摘。「これに伴うディスインフレの影響は、最近発表された統計内容を相殺するのに十二分だろう」と語った。
また「現時点で金利を引き上げるほど、より早期により速いペースの利下げが必要になると思う」と警告した。
来週にはテンレイロ氏の後任としてミーガン・グリーン氏がMPC委員に就任する。
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原題: BOE’s Tenreyro Says Rates High Enough Despite Inflation (1)(抜粋)
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