リスクの高い金融商品を十分な説明なしに顧客に販売したとして、金融庁は、千葉銀行などに業務改善命令を出しました。
高い利回りをうたう一方、リスクも高い「仕組み債」と呼ばれる複雑な金融商品について、顧客にリスクを十分説明せずに販売したとして、金融庁は「千葉銀行」と子会社の「ちばぎん証券」、「武蔵野銀行」に対し、業務改善命令を出しました。
ちばぎん証券は顧客の半数が70歳以上で、「投資経験がないのに勧誘され、額面割れした」と苦情も寄せられていました。
金融商品取引法は、顧客の知識や経験に見合った商品を販売する「適合性原則」を定めています。
金融庁は、「適合性原則に対する理解や遵守の重要性への意識が希薄」だと指摘し、3社に対し、再発防止に向けた業務改善計画の策定と実行を求めています。
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