Wednesday, March 24, 2021

妻殺害 アメリカ人の仮釈放審査に大阪の遺族がオンライン参加|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

16年前、アメリカで大阪出身の女性が夫に殺害された事件で、服役中の夫に対する仮釈放の審査が現地で行われました。
大阪に住む女性の遺族もオンラインで参加して「逃れることのできない罪を背負って生きてほしい」と訴え、審査の結果、十分な反省が見られないとして仮釈放は認められませんでした。

2005年、アメリカ・カリフォルニア州で大阪出身の草刈福子さん(当時25)が、アメリカ人の夫のチェイス・ブラムレッジ受刑者(41)に殺害されました。
チェイス受刑者は最長で終身の刑で服役していますが、日本時間の25日未明、仮釈放を認めるかどうかの審査会が現地の刑務所で開かれ、大阪に住む福子さんの両親や兄もオンラインで参加しました。
この中で、チェイス受刑者は反省の言葉を口にしたものの、福子さんにも原因があったと述べました。
これに対し、福子さんの兄で大阪で建設会社を経営する健太郎さん(47)が遺族を代表して意見を述べました。
健太郎さんは、犯罪被害者・遺族でありながら罪を犯した人の再犯防止のために少年院や刑務所を出た人を自分の会社に受け入れる活動を行っています。
健太郎さんは、チェイス受刑者に向かって「なぜ責任を転嫁するのか、謝らないのか、残念です。あなたは人の命を奪いました。罪なんて償えるわけないんです。でも、生きて、報われる行為はできます。逃れることのできない罪を死ぬまで背負って生きてください」と話しました。
審査の結果、十分な反省が見られないということで仮釈放は認められませんでした。
委員会のあと健太郎さんは、「妹のような被害者を生み出さないために、これからもチェイスを見続けるし、加害者を支援する活動も続けていきます」と話していました。

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