働く人のためのノートPCって感じ。
3月23日、LenovoがThinkPadシリーズの新製品発表会をオンラインで開催しました。今回は、ノートPC7機種+周辺機器が登場。ただスペックが向上して新機能が搭載されました、というわけじゃないのがLenovoらしいところ。ニューノーマルの働き方にフィットする製品を投入してきました。
ThinkPadが目指したのは「働くPC」
Lenovoが掲げるテーマは「Work From Anywhere」。リモートワークが当たり前になり、自宅、オフィス、サードプレイスと、働く人それぞれがその時々で働く場所を選ぶ時代になりました。
そのような働き方の変化に伴い、ノートPCをクリエイティブなツールからコラボレーションツールへと移行しているとLenovoは語ります。つまり、CPUやメモリといったPCそのもののスペック向上に加え、コミュニケーションのための機能が充実しているノートPCが、今は必要だとLenovoは考えているのです。
ノートPCの新製品というと、「これだけ動作が速くなった!」とか「グラフィック性能が!」とか「薄形、薄形!」とか「今までにない便利な機能を搭載!」とか、そういう面がアピールされる傾向がありますが、Lenovoは変わりゆくビジネスパーソンの働き方にフォーカスを当て、「働くクルマ」ならぬ「働くPC」という方向性を示しました。
4つの要素でコラボレーションを加速
それでは、Lenovoがコラボレーションツールと定義したノートPCにはどんな特長があるのでしょうか。
主な要素としては「カメラ/オーディオ品質」「ペン入力」「通信環境」「ディスプレイ」といった点です。
コロナ禍でコラボレーションの在り方が大きく変わり、オンラインでのミーティングが増えました。そこに焦点を当て、快適なコラボレーションが行なえるPC環境が必要だということなのです。
オンライン会議を快適にするために高解像度なFHDカメラや360度集音できる4つのマイクを搭載するモデルがありますし、ホワイトボードに書き込むかのように画面上に書き込むためのペン入力をサポートするモデルもあります。16:9より少し広く作業効率を高める16:10の画面比率や天井の照明の映り込みなどを避けるノングレア(非光沢)ディスプレイも選べます。ブルーライト軽減パネルを搭載したモデルもありますね。
とことん「今快適に働く」を突き詰めたのが、今回のThinkPadシリーズなのです。将来を見据えて5G対応も行なわれています。
スペック競争とは違う部分で勝負しているな。そんな印象を受けました。そして、この方向性はわかりやすく、ビジネスパーソンに突き刺さるんじゃないだろうか。そうも感じました。
新ThinkPadシリーズ注目の2機種
今回発表されたThinkPadシリーズのなかで、Lenovoが考える「働くPC」の最適解といえるのが、「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」。13.3インチディスプレイを備え、キーボードが360度回転してタブレットのようにも使える2in1タイプ。タッチペンも内蔵されています。バランスがよく、場所を選ばず使えるポテンシャルがあります。
もう1機種注目なのが、「ThinkPad T14s Gen 2」。FHDカメラを搭載した薄形軽量14インチモデル。オプションで5G/LTEモデルも選択可能。質実剛健を絵に描いたようなノートPCです。
また、ThinkPadシリーズだけではなく他社製ノートPCでも使え最大100W給電が可能な「ThinkPad ユニバーサル USB Type-C ドック」や、AI機能搭載で話者トラッキングや自動フレーミング、ホワイトボード認識などが行なえるWebカメラ「ThinkSmart Cam」といった周辺機器もラインアップされています。ノートPCだけではなく周辺機器も含めて「ThinkPad」なんですね。
新生活に合わせて「働くPC」はいかが?
この1年で働き方は大きく変わりました。そのような状況のなか、PCに求められるものも変わってきています。ただハイスペックだけではない。ただデザインがいいだけではない。ビジネスシーンで「使える」PC。この春からPCを新調したい、新生活に合わせてPCを購入したいという人は、まずチェックしてみてはいかがでしょう。
Image: Lenovo
Source: Lenovo
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