[ウィーン 7日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)の報告書で、イランが兵器級に近い60%まで濃縮されたウランの貯蔵量を増加させ、このまま濃縮活動が続けられば核弾頭製造に十分な量が確保できる可能性があることが分かった。
ロイターが入手したIAEAの報告書によると、イランが保有する濃縮度60%のウランは、六フッ化ウランの形で55.6キロと推定され、前回の四半期報告から12.5キロ増加した。
外交筋は、核弾頭を一つ製造するために必要な濃縮度60%のウランをイランは確保しているかとのロイターの質問に対し「イランは(兵器級である)濃縮度90%のウランを25キロ製造する能力を持っている」とし、イランは核弾頭製造に必要な核物質を3─4週間で確保できるとの見方を示した。
その上で、IAEAがこうした動きを察知するには2─3日かかるとした。
からの記事と詳細 ( イラン、ウラン貯蔵量増加 核兵器製造に十分な水準へ=IAEA - ロイター (Reuters Japan) )
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