Tuesday, September 13, 2022

神戸 配送センター2人殺傷 元パート従業員2審も懲役27年|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

おととし(令和2年)、神戸市のヤマト運輸の配送センターで、従業員の男女2人を包丁で刺して死傷させたとして、殺人などの罪に問われた元パート従業員に、2審の大阪高等裁判所は「殺意を持って十分な準備をしている」などとして1審に続いて懲役27年の判決を言い渡しました。

元パート従業員の筧真一被告(48)は、おととし10月、勤務先だった神戸市北区のヤマト運輸の配送センターで、パート従業員の広野真由美さん(当47)を包丁で刺して殺害したうえ、60代の男性従業員にも切りつけてけがを負わせたとして殺人や殺人未遂などの罪に問われました。
1審の神戸地方裁判所は、ことし2月、「被告は、被害者の2人が仕事を辞めさせるようしむけたと思い込み、腹いせに会社に多大な損害を与えようとしたと考えるのが合理的だ。殺害について『なんとも思わない』と話すなど反省の態度が見られない」などとして、懲役27年の判決を言い渡し、弁護側は刑が重すぎるとして控訴していました。
14日の2審の判決で、大阪高等裁判所の長井秀典 裁判長は「犯行までのいきさつにくむべき点はなく、殺意を持って包丁を購入するなど十分な準備をしていることなどから、1審の判決は決して重くない」などとして、1審に続いて懲役27年を言い渡しました。

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