テスラはカクカクステンレスボディが特徴的なピックアップトラック「Cybertruck」を2022年に生産開始する予定ですが、CEOのイーロン・マスク氏は、その最初の市販バージョンには4つのモーターと、四輪操舵機構(AWS)を搭載するとTwitterで予告しました。
4モーターはそれぞれ独立の超高速レスポンストルク制御を備え、まるで「戦車のように旋回し、カニのように斜め走りもできる」とCEOは述べています。
Initial production will be 4 motor variant, with independent, ultra fast response torque control of each wheel
— Elon Musk (@elonmusk) December 3, 2021
AWSを搭載する電気ピックアップトラックと言えば、すぐに思い出すのは、GMCの「Hummer EV(ハマーEV)」やシボレーがCES 2022での初公開を予告している「Silvarado(シルバラード)」などがあります。Rivianも「R1T」で片側のタイヤを前進し、反対側を後進してその場でクルクルと旋回する”Tank Turn”機能を備えています、これらの機能は、ただでさえ図体のデカいピックアップトラックの取り回しの改善に大きく貢献します。
テスラは、10月、Webサイトに掲載していたCybertruckの仕様と価格をいったん削除しています。この特徴的デザインのピックアップトラックの購入を希望する人は、まず100ドルの予約金をテスラに納め、来年の生産開始時期に注文を確定することができます。ただ、2モーター版を希望するのであれば、販売が開始してから初期の4モーター版の生産が落ち着く時期までは、待たなければならないようです。
なお、テスラの日本語サイトにもCybertruckのページは用意されており、予約金として1万5000を支払えば先行予約が可能になっています。ただ、Cybertruckは全幅が2037mmもあり、全長にいたっては5885mmもあります。これはトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」に比べても二回りほど大きいサイズ感。もし、日本の込み入った狭い路地や田舎のたんぼ道なんかに迷い込んだら、戦車ターンやカニ走りを駆使しても往生するかもしれません。
Source:Elon Musk(Twitter)
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