Sunday, June 14, 2020

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利用者と介助者のソーシャルディスタンスを確保し、感染リスクを低下

対象は長距離の歩行に不安を感じられる空港利用者で、保安検査場近くから3~7番ゲートまでの間、自動搬送で移動可能。空港における人搬送用途での自動運転パーソナルモビリティの実用化は、本件が世界初となる。 通常の車椅子介助サービスでは、利用者と介助スタッフの間で十分なSocial Distanceを保つことが難しいが、WHILL自動運転システムでは介助スタッフがいなくても空港内の移動が可能で、利用者および介助スタッフ双方の感染拡大のリスクを下げる効果が期待できる。 ■WHILL自動運転システムについて WHILLが開発するデザイン性と走破性に優れたパーソナルモビリティに、自動運転・自動停止機能などを搭載。さらに、複数の機体を管理・運用するシステムから構成され、歩道・室内領域のための自動運転システムだ。 あらかじめ収集した地図情報と、センサー群で検知した周囲の状況を照らし合わせ、自動走行および自動運転による無人での返却ができる。 ■感染拡大防止のために、他の空港・施設での実現化を目指す WHILL社は2019年以降、空港の利用者にシームレスな移動を提供することを目的に、長距離の歩行に不安を感じられる利用者に対して、WHILL自動運転システムを利用してもらい、搭乗口まで案内する実証実験を行ってきた。 また、海外でも、ダラス・フォートワース国際空港(アメリカ)、アブダビ国際空港(アラブ首長国連合)およびウィニペグ国際空港(カナダ)、ジョン・F・ケネディ国際空港(アメリカ)などで実証実験を実施。自動運転技術の精度およびユーザビリティ、空港のオペレーションとの親和性を着実に向上させてきた。 これまでに行った実証実験は延べ11回で、通算400人近くの利用者および空港関係者がWHILL自動運転システムを利用した実績がある。 WHILLは、自動運転システムがウィズコロナ時代や航空業界における新常態の一部になると推測。今後は世界的な感染拡大防止のニーズに応えるべく、これまでの実証実験の経験を生かし、国内外の空港や施設でのWHILL自動運転システム早期導入を目指す。

WHILL自動運転システム 導入概要

・導入時期: 2020年6月8日(月) ・導入場所: 羽田空港第1ターミナル ゲートエリア内 保安検査場B近くに設けられた待機場所(WHILL Station)から3~7番ゲートまで ・内容:利用者を、WHILL自動運転システムにより、搭乗口まで送る。往路は運転を必要としない自動運転モードで目的地まで利用者を送り届け、利用終了後は無人運転によりWHILL Stationに返却される ・利用対象: 羽田空港第1ターミナルに到着し、長距離の歩行に不安を感じられる利用者で、かつ、当該システムの利用を希望する利用者

MOTA編集部

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