梅雨前線が南下し、九州北部では強い日差しが照り付けています。23日(火)に観測された最高気温は、福岡県久留米市で35.5℃（全国1位）、佐賀県佐賀市で35.3℃など、各地で真夏のような暑さです。明日24日(水)は更に気温の上がる所もある見込みで、熱中症に警戒が必要です。
明日24日(水)は福岡や大分で35℃予想
明日も九州北部は高気圧に覆われ、晴天が続くでしょう。内陸部ほど日射の影響を大きく受けて、気温が上がる見通しです。最高気温は、平年より5℃以上高い所が多なりそうです。
24日(水)の予想最高気温
▼福岡県久留米市35℃ ▼大分県日田市35℃
▼佐賀県佐賀市34℃ ▼熊本県熊本市34℃
気象台は高温注意情報を発表しており、熱中症の危険度が特に高くなるとして注意を呼び掛けています。
梅雨の晴れ間は熱中症に要注意
梅雨の合間に急激に暑くなる時期は、熱中症の患者数が増える傾向にあります。これは体が暑さに慣れていないことが原因です。人は汗をかくことで体温調節を行いますが、暑さに慣れていないと汗をかく機能はうまく働かず、体に熱がこもりやすくなってしまいます。
さらにマスクをしていると、吸い込む空気が暖かくなって体から熱が逃げにくくなるなど、体温が高くなりがちです。熱中症には一層注意が必要でしょう。
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
マスクの着用や運動不足で熱中症のリスクが高まる中、どういった点に気を付けて対策をすれば良いのでしょうか？「新しい生活様式」における熱中症予防のポイントを見ていきましょう。
まず、マスクの着用についてですが、屋外で人との十分な距離が取れる際には適宜外すようにしてください。水分補給も忘れずに行いましょう。
また、熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効ですが、心掛けたいのがこまめな換気です。一般的な家庭用エアコンでは室内の空気を循環させるだけで、換気は行っていません。窓を開けたり、扇風機や換気扇を併用するなどし、部屋の換気を行ってください。
熱中症は予防することができます。室内で過ごす場合も無理をせず、十分な対策をとってお過ごしください。
【参考資料】
環境省 熱中症環境保健マニュアル2018
厚生労働省 「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
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June 23, 2020 at 03:21PM
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