
新型コロナウイルスの感染防止にマスクは有効ですが、夏場にマスクを着用することで、熱中症を引き起こすおそれもあります。 コロナウイルス「スマホ感染」に注意。手洗い以外にやるべきこと 厚生労働省も、「屋外で人と十分な距離が確保できる場合にはマスクを外すこと。高温多湿の中でのマスク着用は体に負担になるので避けてほしい」とコメントを発表。 屋外で他の人と2メートル以上の距離が取れる場合はマスクを外すこと、着用時には負荷のかかる作業や運動を避け、適宜外して休憩を取ることの推奨、エアコンによる温度調節やこまめな水分補給など、従来の熱中症予防策にも取り組むことを求めています。
夏場のマスク着用に注意。とくに幼児や小・中学生に屋外でのマスク着用を強要しない
長年に渡って一般住宅、大学病院、老人介護施設など異なる環境に存在する「真菌・細菌・ダニ・微小昆虫」などを総合的に調査・研究してきた博士(農学)の川上裕司さんは、「屋内では不織布製と布製を使い分け、屋外では外すことをすすめます」と話します。 厚生労働省の指針も踏まえて「夏場のマスクの使用方法」について解説してもらいました。
●屋外でのマスク着用について検証 図26をご覧ください。筆者の自宅から最寄駅まで徒歩で約15分かかりますが、それに合わせてマスクを着用して15分間歩き、その後、顔面のサーモグラフィ画像を撮影しました。 この画像を撮影した5月28日午後2時に、サーモレコーダーで測定した撮影地点の気温は27.7℃、湿度48%でした。 夏日とは言え、これから梅雨に入り、刺すような陽射しとなる真夏の気候より気温・湿度とも低く、汗ばむ陽気というよりもさわやかな天候でした。また、風速3m程度の風(木の枝や洗濯物が揺れる)が吹いていました。風速が1m増えるごとに、体感温度は1℃下がると言われていますので、体感的には測定気温よりも低く感じました。 このような気象条件での検証でしたが、不織布のマスクと布製マスクを比較してみると、不織布マスクの方が布製マスクよりもマスク内と目元から額にかけて温度が、若干高くなっているのがお判りいただけると思います。 この検証とは別に、不織布マスクと布製マスクを比較するために、それぞれ3種類ずつ異なる形態のマスクを着用して、晴天の屋外を歩いて体感的な違いについて調べてみました。その違いについて端的に言えば「不織布マスクは顔面との隙間が少なく素材的にも密閉性があるため、布製マスクよりも暑く感じる。また、不織布マスクはマスク内に汗をかくと、布製マスクのように直ぐに吸収されにくい」ということです。 恐らく、読者の皆さんも同様の使用感の違いを認識されているのではないでしょうか。
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June 13, 2020 at 06:42PM
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夏場のマスクは使い分けを。屋外では子どもに着用を強要しない(ESSE-online) - Yahoo!ニュース
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