佐世保市は、市内にある多数のアメリカ軍基地と自衛隊基地と共存し、国防に協力しながら市民生活の向上を図るとして、新たな政策方針をとりまとめました。
佐世保市には、軍港や弾薬庫など9つのアメリカ軍施設や海上・陸上自衛隊の27施設が集中しています。
佐世保市は、国際情勢や産業構造が大きく変わるなか、改めて市の基地政策の方向性を整理する必要があるとして、「基地政策方針」をとりまとめ、15日、市議会の全員協議会で説明しました。
この中で、朝長市長は「基本方針を『基地との共存共生』と定め、国防に協力しながら市民生活を向上させていきたい」と述べました。
佐世保市は、新たな政策方針案の中で、「佐世保の役割は、今後さらに大きくなる」として、国の防衛政策に積極的に協力・支援するほか、アメリカ軍を「よき隣人」として受け入れ、良好な関係を維持できるような取り組みを推進するとしています。
また方針案は、基地の負担軽減に向けて、アメリカ軍の「前畑弾薬庫」などの施設の返還を継続して求め、国に財政的な支援を求めていくとしています。
これに関連して、議員からは「『佐世保市はいつも協力的でいつでも理解してもらえる』と思われ、『お人好し』だと捉えられないか」とか、「国への過剰なそんたくにはならないか」などといった意見が出されていました。
佐世保市は、市議会議員から意見を聞き、近く基地政策方針を正式決定することにしています。
からの記事と詳細 ( 佐世保市が新政策方針 “基地との共存共生で生活向上めざす”|NHK 長崎県のニュース - nhk.or.jp )
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