【ロンドン=池田晋一】英政府は21日、新型コロナウイルス関連の国内の規制を全面的に撤廃すると発表した。人口の大半を占めるイングランドで、コロナ感染者の自主隔離義務を廃止するのが柱となる。新規感染者や死者数は減少傾向で、政府は「コロナとの共生」へとかじを切る。
コロナ関連の国内規制を全面的に撤廃するのは、主要国では初めてとみられる。
今月24日から、現在は法的に義務づけている最短5日間の自主隔離を廃止する。政府は4月1日までは、陽性になった場合は自宅にとどまるよう勧める。変異株「オミクロン株」の症状は比較的軽いとして、これまで無料だった感染検査は、政府支出の削減のため4月から原則として有料にする。
ロンドンを含むイングランドでは、成人の7割が3回目のワクチン接種を終えている。ジョンソン首相は21日、英議会の演説で「我々の免疫は十分な水準に達しており、政府による規制から、ワクチンと治療で人々を守る段階となった」と、規制撤廃の理由を説明した。
ワクチン接種は今後も続ける。75歳以上や健康リスクの高い人に4回目の接種を促すほか、秋に年1回の追加接種を検討している。
からの記事と詳細 ( 英がコロナ規制を全面的に撤廃の方針、ジョンソン首相「我々の免疫は十分な水準」 - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/9GBfwxY
0 Comments:
Post a Comment