シュナイダー在日米軍司令官は25日、都内の日本記者クラブで会見し、サイバー攻撃の脅威に関して「サイバーは戦闘を遂行する領域になってきている。十分な戦闘能力、防衛能力を身に付けていかないといけない」と述べ、サイバー分野の技術的な優位性を確保する必要性を指摘した。
シュナイダー氏は、これまで陸海空軍などを補完してきたサイバー技術の役割や脅威が大きく変化していると指摘。日米で対応能力の向上に向けて連携していることを強調した。
南シナ海や東シナ海で海洋進出を強める中国については「地域の平和と安全に挑戦を突き付けるものだ」と批判。「長期的な最大の脅威は中国だ。インド太平洋で挑発行動を続けている」と指摘した。経済力や軍事力を増す中国の対応は「威圧的な形でルールベースの国際秩序に抗するものとなっている」と述べた。
米朝協議が停滞している北朝鮮の核・ミサイル開発問題については「完全な非核化までは即応態勢を維持しておかなければいけない」と述べ、有事に対応する軍事能力を維持する考えを示した。(坂本一之)
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February 25, 2020 at 09:46PM
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在日米軍司令官、サイバー分野で「十分な戦闘・防衛能力が必要」 - 産経ニュース
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