Saturday, October 29, 2022

千賀滉大の獲得にエ軍が「名乗り上げるかも」 大谷翔平との共闘も…米メディア展望 - Full-Count

大谷翔平を中心とする先発陣に「他球団から補強する枠があるはず」

 今季は73勝89敗に終わり、8年連続でプレーオフ進出を逃したエンゼルス。アート・モレノオーナーが球団売却を検討していることを明かすなど先行き不透明な部分もあるが、来季躍進を遂げるにはどのような補強が必要なのか。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は投手陣について考察。先発では少なくとも1人は他球団から獲得すべきとし、このオフに海外FA権を行使することが濃厚な千賀滉大投手らの名前を挙げている。

 エンゼルス先発陣は今季15勝を挙げた大谷翔平を筆頭に、7勝のリード・デトマーズ、6勝のパトリック・サンドバル、8勝のホセ・スアレスの4人がいる。他にトゥーキー・トゥーサンやタッカー・デビッドソン、チェイス・シルセス、ジャンソン・ジャンクらがいるものの「この中でローテーション確定させるほど十分な活躍をした選手は誰もいない」と記事は指摘する。他にグリフィン・キャニングがいるが故障がちで今季は登板がなく「この先信用するのは難しい」と述べている。

 こうした投手事情から「最低でも1人を他球団から補強する枠があるはずだ」と記事は解説。エンゼルスが、FAになった先発投手と複数年契約を結んだのは2012年オフのジョー・ブラントンとの2年契約が最後で、従来通りに1年契約に限定した場合は「(獲得が)困難となる」とし、今季カブスで7勝を挙げたドリュー・スマイリー、同2勝のウェイド・マイリーの獲得や、エンゼルスで8勝を挙げたマイケル・ローレンゼンとの再契約が「選択肢となるだろう」と予測する。更に補強候補の範囲を広げて見る場合は、千賀、今季メッツで15勝のクリス・バシット、パドレスで7勝を挙げたマイク・クレビンジャーらの「獲得に名乗りを上げるかもしれない」としている。

 また、救援陣では今季21登板のアーチー・ブラッドリーが今オフにFAとなる。今季途中で守護神のライセル・イグレシアスを放出した後にクローザーも務めたジミー・ハーゲットについて「(イグレシアスの)代わりを務める選手を見つけたかもしれない」と評価する。一方で、ハーゲットの役割に関係なく「ブルペンには改善の余地が多くあり、他球団からの補強を考えるべきだ」と主張している。

(Full-Count編集部)

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