Friday, October 14, 2022

【朝刊先読み!】「本物の甲冑が着たいのじゃ」 米子城跡の武者隊、不十分な装備に悩み - 山陰中央新報社

紙製の甲冑が悩みの米子城武者隊=米子市加茂町2丁目、米子商工会議所

紙製の甲冑が悩みの米子城武者隊=米子市加茂町2丁目、米子商工会議所

 本物の甲冑(かっちゅう)が着たいのじゃー。国史跡・米子城跡(米子市久米町)のPR活動を行う武者隊が、隊員が増えているにもかかわらず不十分な装備にあえいでいる。現在、紙製の甲冑で雨露をしのぐ状況。将来的には、本物の甲冑を使用する松江城の武者隊との競演も想定する中で、貧相な見た目に頭を悩ます。

 今年1月に全国放送されたNHKのテレビ番組で、米子城が「最強の城」として紹介されたことを受け、米子城跡の武者隊は結成された。地域の数多くのイベントに出演して好評を博し、当初2人だった隊員も24人まで増えた。

 しかし、結成して間もないこともあり、頭が痛いのは現在4着ある甲冑。段ボールをつぶして樹脂(レジン)で固めて作ったに過ぎず耐久性が低い。本物と比べると質感に劣り、見栄えがしない。雨天時のパフォーマンスになると支障をきたすこともある。隊員たちはパーツが取れたりしないかとひやひやするという。

 武者隊は装備のグレードアップを目的に、19日からクラウドファンディング(CF)で寄付を募るという。侍大将の安達賢さん(47)=米子市錦海町3丁目=は「本物の甲冑を着ることで米子城をさらに盛り上げたい」と意気込む。
      (坂本彩子)

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