食糧問題の解決に貢献しようと、食用コオロギの生産や商品開発に取り組むベンチャー企業「グリラス」が、年間の生産量を6倍に増やすことを目指して生産体制を増強することになりました。
徳島大学発のベンチャー企業「グリラス」は、現在、美馬市の廃校を利用した生産拠点を中心に、食用のコオロギを粉末状にした「コオロギパウダー」を年間10トン生産しています。
世界で食糧問題が深刻さを増し、コオロギなどの昆虫食に注目が集まる中、供給量が追いつかない状況だということで、「グリラス」は来年12月までに、県内に新たなコオロギの養殖施設を立ち上げるほか、美馬の生産拠点も拡大し、さらに生産を請け負う企業なども本格的に募集して、食用コオロギの生産量を現在の6倍の60トンにまで増やすことを目指します。
コオロギパウダーを使ったせんべいやクッキーなどの食品は売り上げが伸びているということで、需要に対して十分な供給量を確保できる生産体制を目指すということです。
「グリラス」広報担当の川原琢聖さんは「食に関わる社会課題の解決を目指すうえで十分な量を供給できるようにしていきたい。今後、さらに受け入れやすい商品を開発して食用コオロギがもっと身近な存在になれたらうれしい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 食用コオロギ生産量6倍増目指し ベンチャー企業が体制増強へ|NHK 徳島県のニュース - nhk.or.jp )
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