大阪府の吉村知事は、府内の７日の新規感染者数が６００人台に上る見通しであることを明らかにしました。
そのうえで、医療がひっ迫している状況ではないとして、飲食店などに対する営業時間の短縮などの要請は、当面は行わない考えを示しました。
大阪府の吉村知事は、７日午後、記者団に対し、府内で新型コロナへの感染が新たに確認された人が７日、６００人台に上る見通しであることを明らかにし、「感染の拡大が早く、今後も続く可能性が高い」と述べました。
府内で、一日あたりの新規感染者数が６００人を超えるのは、去年の９月１８日以来です。
一方で、吉村知事は、飲食店などへの対応について、「医療のひっ迫度合いや、重症者数が厳しい状況になれば社会を止めるような措置を行うが、まだそういう状況にはなっていない。感染者数だけでない十分な判断が必要だ」と述べ、当面は、認証店では１つのテーブルにつく人数を４人以内などとする現在の措置を継続し、営業時間の短縮などの新たな要請は行わない考えを示しました。
そのうえで、▼６５歳以上や、▼重症化のリスクのある人は、原則、入院としている対応については、「オミクロン株に対応した医療の適切な配分が大事だ。軽症や無症状の患者が多いのも事実で、より明確な入院の基準を作り、必要な治療を必要な場面で受けられるようにしたい」と述べ、より詳細な入院基準を策定する考えを示しました。
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