様々な世界記録を集めた”ギネスブック”で知られるギネス・ワールド・レコーズが、剥奪処分としていたビリー・ミッチェル氏によるドンキーコング世界記録を復活、再掲載しました。ギネスは、ゲームランキングサイトTwin Galaxiesを記録のソースとして取り扱っていますが、そのTwin Galaxiesが2018年にミッチェル氏の記録を「実現不可能」だと判断、取り消したため、これに従っていました。しかし今回、ギネスは「新規および既存の証拠、ならびに追加の専門家の証言」を検証して、ミッチェル氏の記録を再び掲載することを決めたと述べています。
今回復活した記録は次のとおり
・1999年7月3日パックマンのパーフェクトスコア333万3360点
・1982年6月4日ドンキーコングのハイスコア874万300点
・2005年6月4日ドンキーコングのハイスコア104万7200点
・2007年7月14日ドンキーコングのハイスコア105万200点
・2010年7月31日ドンキーコングのハイスコア105万2800点
また、ドンキーコング初の”キルスクリーン(ゲーム22周目で異常が発生し続行できなくなる状態)”に到達プレイヤー(1982年11月7日)としての記録、ドンキーコング初の100万点突破プレイヤー(2005年6月4日)としての記録もこれに伴い復活しました。
ミッチェル氏がなぜ記録を取り消されていたかといえば、事の発端は2018年4月、ゲームランキングサイトTwin Galaxiesが、ドキュメンタリー映画『The King of Kong』の特典として収録された、ミッチェル氏が104万7200点(2007年7月14日)をたたき出す様子を収めた映像にエミュレーターを使用した疑いが発見されたため。Twin Galaxiesにはエミュレーターを使ったプレイ用のランキングもあるものの、ミッチェル氏はこれをオリジナル・アーケード基板での記録として申請していました。
しかし今回ギネス・ワールド・レコーズ(ギネスブック)編集長クレイグ・グレンデイ氏は「新たな証言」と「新たに編成した専門家によるハードウェアの検証およびプレイ映像分析」と既存の証拠を照らし合わせた結果から、必ずしも不正の可能性を排除しないものの「失格裁定を支持するのに十分な証拠はない」との結論に至ったと説明します。
現ドンキーコング世界記録保持者のロビー・レイクマン氏は、「ビリーのプレイを見直し、そして自身でプレイを再現したうえで、これは合法的なプレイだと率直に言える」と述べ、さらに「ビリーがこの映像を撮影するためにエミュレーター(MAME)を使ったり、何らかのセーブ状態を利用する必要があったとは思えない」としました。
一方ミッチェル氏は、Ars Techncaに「(私のハイスコアは)多くの審判員や目撃者の前で記録したものです。105万200点を出したときは任天堂の上級エンジニアが検証したハードでプレイしました」と証言。さらにTwin Galaxiesとギネスの記録削除に対して身の潔白を証明すべく、2019年7月には複数の証人の前でパックマンパーフェクトスコアを再現、同年8月にはオーストラリアで開かれたドンキーコングのトーナメント大会に参加し優勝してみせるなど、その実力がいまだハイスコアをいつでも出せることをアピール。Twitchでもライブ配信で問題となったドンキーコング映像を再現しています。
さて、ギネスは”疑わしきは罰せず”の判断を下し、これまでソースとしてきたTwin Galaxiesとは異なる判断で記録を復活させたわけですが、ミッチェル氏はまだTwin Galaxiesを相手とした名誉毀損訴訟のまっただ中。次回の審理は7月6日に予定されていますが、ギネスの再認定はミッチェル氏にとって追い風になりそうです。
source:Accesswirre(PR)
via:ArsTechnica
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June 19, 2020 at 08:01AM
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ギネス、2018年に剥奪した『ドンキーコング』記録を復活。「失格にする十分な証拠なし」 - Engadget 日本版
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