本来はウイルスなどの病原体を攻撃する抗体が体を傷つけてしまう「自己免疫病」の仕組みの一端を大阪大微生物病研究所のグループが解明した。本来の居場所とは違う場所に現れた分子が、攻撃を「支援」していた。病気の原因解明につながりそうだ。
自己免疫病には、関節リウマチや、アレルギーなどがある。荒瀬尚教授らのグループは今回、その一種、バセドウ病を対象にした。呼吸や体温の維持などの代謝を制御するホルモンが甲状腺から過剰に出されて、脈が速くなったり体重が急に減ったりする。
これまでに、甲状腺にホルモンの分泌を促すスイッチのような機能を持った部分に、自分を攻撃する「自己抗体」がくっつくことで、過剰な分泌が起きることは分かっていたが、くっつく仕組みは不明だった。
グループが、患者の甲状腺を…
からの記事と詳細 ( バセドウ病の仕組み、一端解明 場違い分子がホルモン過剰分泌を助長 - 朝日新聞デジタル )
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