Sunday, July 26, 2020

コロナ禍を経てこれからの住まいに求める条件TOP3、3位遮音性の高さ、2位ワークスペース、1位は? - @DIME

夫婦水入らずで暮らすには十分な住まいも、夫婦そろって在宅ワークをするスペースとしては、不十分なこともある。作業スペース確保や生活音に苦労して、最悪不和が生じる場合さえあるだろう。

そんな「コロナ禍における“共働き夫婦”の働き方と住まいに関する意識・実態調査」がこのほど、在宅勤務/テレワークを行った共働き夫婦374名を対象として行われたので、その結果を紹介していきたい。

在宅勤務経験者の約半数が家庭内で「複数人の在宅勤務」を経験

●在宅勤務 実施人数

●在宅勤務 想定の有無

家族の中で在宅勤務を行った人数を尋ねると、「複数人」と回答した人が全体の45.7%となった。

また在宅勤務になることを想定していたかどうかという質問に対しては、「夫婦ともに、在宅勤務/テレワークになることを想定していた」と回答した人は29.7%に留まった。大半の方にとって「複数人の在宅勤務」は想定外の事態であったことがうかがえる。

「複数人の在宅勤務」経験者ほど、不満を抱えがち?

●ワークスペースに対する評価

●憧れのワークスペース

家庭内の「複数人の在宅勤務」経験者ほど、家のワークスペースの場所(数)について不満が大きかった。コロナ禍を経て望まれる“憧れのワークスペース”は、「集中できる」「仕事と家事を両立しやすい配置」 「防音効果が高い」「おしゃれなインテリア」など、ニーズが多様化している。

自由回答で不満について聞いてみると、「生活音が気になる」(50代女性)、「2人で在宅になるとスペースがない」(50代女性)という回答も見られた。

「戸建て購入検討」は、複数人在宅勤務経験者の方が、一人在宅勤務経験者と比較して高い数値に

●住宅の購入意欲

●住宅の購入意欲内訳

在宅勤務をきっかけに4割以上(44.4%)が「住宅・リフォームを検討、もしくは購入したい」と回答。 「複数人の在宅勤務」経験者ほどその意向は強く、5割を超える結果(53.2%)に達した。
 
「複数人の在宅勤務」経験者は戸建て購入の検討をした/している(41.8%)割合が高く、一人在宅勤務経験者(26.7%)と比べ、15ポイント以上の差となった。コロナ禍における在宅勤務は、多くの人の マイホーム検討のきっかけとなったようだ。

在宅ワークの姿勢、「椅子座り」が79.1%で最多に

●作業姿勢

在宅勤務時の姿勢は約3割が「畳座り」を経験。理想の姿勢として、9割近くが「椅子座り」を希望した。

在宅勤務時における姿勢について聞くと、「椅子座り」が79.1%で最も多い結果となった。また、「畳/床座り」については、実際に行った体勢としては、28.9%という結果だが、希望する体勢としては13.6%に留まり、多くの人が「椅子座り」を希望していることがわかった。

●憧れの家とは?

今後の憧れの家は、「家族それぞれの部屋がある」「ワークスペースがある」「LDKに限らずに色々な居場所がある」など空間に関わる項目や、「遮音性の高い部屋」「空調環境が良い」など、家の環境に関わる項目が上位になった。

<調査概要>
タイトル  :「コロナ禍における“共働き夫婦”の働き方と住まいに関する意識・実態調査」
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年6月12日(金)~16日(火)
調査対象:全国の2020年3月~5月の間、週1回以上在宅勤務/テレワークを行った
30~50代の共働きの男女 計374名

出典元:三井ホーム株式会社

構成/こじへい

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