Monday, July 27, 2020

嘱託殺人 主治医に紹介状を要望|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

難病、ALSを患う女性を医師2人が薬物で殺害したとされる嘱託殺人事件で、女性が事件の前、主治医に対し、逮捕された医師の名前をあげて、紹介状を書いてほしいと要望していたことが関係者への取材で分かりました。
逮捕された医師側も、SNSで女性に自分の病院への転院を持ちかけていて、警察が詳しいいきさつを調べています。

いずれも医師の▼大久保愉一容疑者(42)と、▼山本直樹容疑者(43)は、去年11月、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALSを患う京都市の51歳の女性の依頼を受け、薬物を投与して殺害したとして、嘱託殺人の疑いで逮捕されました。
これまでの警察の調べで、女性と医師はSNSを通じて事件のおよそ1年前に知り合ったとみられていますが、去年秋ごろ、女性が主治医に対し、山本医師の名前をあげて、「紹介状を書いてほしい」と要望していたことが関係者への取材で新たに分かりました。
女性は、主治医にも栄養を減らすなどして安楽死したいと依頼していましたが、主治医は思いとどまるよう説得し、紹介状も書かなかったということです。
逮捕された医師側は、SNSを通じて「当院にうつりますか。自然な最期まで導きます」などと持ちかけていたということで、警察は詳しいいきさつを調べています。

【「日本ALS協会」と「日本尊厳死協会」は】。
今回の事件を受けてALSの患者や家族などでつくる「日本ALS協会」は、27日、公式ホームページでコメントを発表しました。
この中で、逮捕された医師に対しては「医療倫理に背く行為だ」と批判する一方で、亡くなった女性に対しては「ALS患者が死にたいと関係者に吐露し依頼することは珍しいことではなく、患者さんの思いや行為を非難することはできない」としています。
そのうえで、「医療者や福祉関係、支援者が当事者に寄り添い支援していくことが必要だ」と訴えています。
また、「日本尊厳死協会」もホームページでコメントを発表しました。
この協会は薬物などを使って死期を早める積極的な「安楽死」は否定したうえで、患者の意思に基づき延命治療を取りやめる「尊厳死」の法制化を求める活動などを行ってきました。
コメントでは、「今回の行為は社会的規範を逸脱しており、容認できない。安楽死の議論を望む声もあるが、社会の意識改革と制度改革を待たずに、安易に安楽死を容認すべきではない」としています。
そのうえで、「死にたいという言葉の裏には家族への負担を強いることや自分の生きる意味を見失う苦痛や苦悩がある。患者の苦痛を共有するケアマネジメントが望まれるが、不十分なサポート体制が、多くの不幸な尊属殺人や嘱託殺人を招いている」としています。

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