[ストックホルム 21日 ロイター] - スウェーデン中央銀行のテデーン総裁は21日、国内の銀行および金融システムは強固で、銀行には十分な資本があると強調した。
今月に入ってからの米地銀の相次ぐ破綻やスイスの金融大手クレディ・スイスの救済買収を受けて投資家心理が揺らいでおり、各国中銀や規制当局は懸念払拭に努めている。
テデーン総裁は金融安定化評議会の会合後、「スウェーデンの銀行システムと金融システムは強固だ。その点で心配する必要はない」と記者団に述べ、「この問題に対処すべき当局が緊密に連携し、政府とも協力していることに安心すべきだ。事態が別の局面に向かったとしても対処する能力は十分にある」と指摘した。
さらに、2月に表明した「今後の経済指標が金利の方向性を決める」という方針に変わりはないとし、25か50ベーシスポイント(bp)の利上げが引き続き主要シナリオだと説明した。
「インフレ率が非常に高いという状況からは脱却している。インフレ目標があり、それを達成しなければならないが、不要な混乱を起こしたり、経済に打撃を与えたりしないよう賢明でバランスの取れた方法で達成する必要がある」と述べた。
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