大型で猛烈な台風19号の接近を受け、JR東日本は10日、首都圏の在来線と新幹線で12、13日に「計画運休」を行う可能性があると発表した。ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会も12日の2試合の中止が決定。過去最強クラスの勢力で3連休の東日本を直撃する恐れが高い台風の影響が各方面に広がっている。
気象庁によると、台風は10日午後3時現在、小笠原諸島・父島の南西約410キロを時速20キロで北へ進んだ。中心気圧は915ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は55メートル。
今後、非常に強い勢力を保ったまま北上し、12日午後にも紀伊半島から関東に上陸の恐れがある。西日本や東日本の太平洋側では11日夜から風雨が強まる見通し。非常に強い勢力で本州に上陸すれば、1991年の統計開始以来初となる。
JR東や東京メトロなど首都圏の鉄道各社は10日、計画運休の可能性を相次いで公表した。11日に計画の詳細を明らかにする予定だ。小田急電鉄や東武電鉄は12日から13日にかけて一部の特急の運休を決めた。
空の便では、全日空が羽田、成田発着の12日の国内線全便を欠航する。日本航空も羽田、成田発着便を中心に11~13日の国内線と国際線の一部の欠航を決めた。
ラグビーW杯は横浜市と愛知県豊田市で12日に予定されていた2試合が中止される。9度目の開催となるW杯での試合中止は初めて。プロ野球も12日のセントラル・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦、巨人―阪神(東京ドーム)が中止になり、13日に順延された。
2019-10-10 10:28:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191010-OYT1T50281/
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