
英リウマチ薬を重症者に投与へ、中外製薬開発「トシリズマブ」他
イギリス政府は日本で開発された関節リウマチ治療薬が、新型コロナの死亡率を下げる効果があるとして、重症患者に投与する方針を発表しました。
「トシ、トシリズマブ・・・すいません、もう一度言います。トシリズマブとサリルマブ」(イギリス ジョンソン首相)
イギリス政府は7日、ICUで治療中の新型コロナの重症患者に対して、2種類の関節リウマチ治療薬を投与すると発表しました。このうち、トシリズマブは日本の中外製薬が開発し、「アクテムラ」の名前で流通しているもので、過剰な免疫反応を抑える働きがあります。イギリス政府によりますと、トシリズマブは重症患者がICUに移されて24時間以内に投与が開始された場合、死亡率を24%減少させる効果が認められました。
ICUで治療中の重症患者およそ800人を対象に調べたところ、ステロイド系の抗炎症薬のみを投与した患者の死亡率は35.8%だったのに対し、トシリズマブも併用した場合、28%と、7ポイント以上下がったということです。またICUでの治療日数も7日から10日、短縮されたとしています。
変異ウイルスがまん延するイギリスでは、死者、入院患者ともに急増していて、これら治療薬の使用で死者数と医療機関のひっ迫の度合いが少しでも減ることが期待されています。
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