延期を繰り返したのちバグ山積で発売し修正に追われる近未来オープンワールドRPG『サイバーパンク2077』の続報。バグ修正リリースのパッチv1.1にもゲーム進行不能バグが含まれていることが分かりました。
メインストーリーを進めるために必要なクエストの途中で、あるキャラクターから来るはずの連絡がなく、先に進めない内容です。
開発元 CD Projekt Red は問題を把握しており、緊急修正のホットフィックスに向けて作業を進めるとともに回避策を案内しています。ただしバグが発生する前のセーブデータが必要なため、問題を解決するものではありません。
We're working on the issue where the conversation with Takemura may not start during the quest "Down on the Street" for @CyberpunkGame and plan to release a Hotfix to address it as soon as possible.
— CD PROJEKT RED CS (@CDPRED_Support) January 25, 2021
In the meantime, here's a potential workaround👇https://t.co/ujjxb8snGu
(以下、クエストの名称とごく簡単な概要に触れます。バグ部分だけ切り出しても筋は分からずネタバレにならないはずですが、完全に情報を遮断したい場合はスルーしてください。)
問題が発生するのはクエスト「Down on the Street / ストリートの上で」。メインストーリーのみを追えば比較的すぐにたどり着く程度の部分です。
バグの内容は、登場人物タケムラから電話(ホロコール)で連絡があるはずが、ゲーム内時間で1日経過しても着信がない症状。
メインクエストが連絡待ちのまま話が止まるため、このままでは本筋が追えずエンディングまで到達できなくなります。
公式が案内する回避策は、
1.タケムラとVがワカコの事務所を出る前のセーブデータをロードします。
2.直ちに事務所の外でタケムラとの会話を終えます。
3.会話を終えてクエストがアップデートした後すぐに23時間スキップします。
4.ホロコールが起動し、タケムラとの会話が始めるか確認します。
着信を待っているあいだに何らかの条件を満たしてしまうと届かなくなるバグのようです。
この回避策には不具合が発生する前のセーブデータが必要。当該のクエストの更新からすぐならばオートセーブから容易にやり直せる可能性がありますが、素直に着信を待ちつつサイドクエストを進めたり時間を過ごした場合、オートセーブのスロットが「事後」で埋まってしまい、運よく手動セーブがない限り戻れなくなります。
回避策がとれない場合、あるいは着信を待ちながら別の要素をかなり進めてしまい今さら戻りたくない場合はホットフィックスの配信を待つしかありません。
不幸中の幸いというべきか、進行不能といってもゲームが止まるわけではないため、膨大に用意された本筋以外のクエストや戦闘、ハッキング、稼ぎやお買い物やキャラクタービルドを楽しむことは可能です。
クエスト「Down on the Street/ストリートの上にて」 - タケムラのホロコール — Cyberpunk 2077 | テクニカルサポート ― CD PROJEKT RED
ゲームの進行不能バグは一般的な品質管理がなされた作品ならば重大事ですが、本作は発売時点で進行不能を含むクエスト関連のバグも大量に含まれていたため、サイバーパンク2077基準ではさほど特筆すべきことでもありません。修正点やバグがあまりにも多く、パッチで直らなかったり逆にエンバグするのも残念だが当然といった状況です。
『サイバーパンク2077』最初の大型パッチが到着。PC、ゲーム機向けにリリース
特に「連絡が来ない」「NPCが現れない・会話できない」系は修正済み項目も含めて多かったことから、メインストーリーのクエストは特に、警戒してこまめに手動セーブを取っておくのが自衛策になります。
サイバーパンク2077はこの件のホットフィックスとは別に、バグ修正を主にしたメジャー修正リリースのv1.2を数週以内にも再びリリース予定。当初は2021年早期にリリース予定だった無料DLCについては、バグ修正を優先して、数か月以内にも改めて案内する計画です。
PS5 / Xbox Series X|S 向けの最適化も2021年後半目標とかなり遠くなりましたが、ゲーム機版のサイバーパンク2077が抱えていた大きな問題のうち、頻繁なクラッシュや奇怪なオブジェクトが現れたり消えたりする系の不具合、描画がカクカクのコマ送りになるといった部分の多くはハードウェアの性能に依存するため、またパッチv1.1で修正が進んだこともあり、現状でもPS5 / Xbox Series X|S の互換モードならば概ね問題なく快適に遊べます。
(パフォーマンスと無関係なクエスト系バグなどは、運が悪ければPC版と同様に発生します。また表示系の細かなバグはPCでもゲーム機でも共通で残っています。)
返金騒動の『サイバーパンク2077』が今後の計画発表。DLCより修正優先、PS5 / Xbox Series X|S版は2021年
からの記事と詳細 ( サイバーパンク2077、修正パッチv1.1で進行不能バグ。緊急修正までの回避策を案内 - Engadget日本版 )
https://ift.tt/39i6oO8
科学&テクノロジー
0 Comments:
Post a Comment