東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)で3月、2号機建屋内で点検作業に当たっていた男性作業員1人が内部被ばくした問題で、同社は13日、作業中の放射線量測定が不十分だった結果、微量の放射性物質が飛散したことが原因だったと明らかにした。
男性は3月26日、原子炉につながる配管から取り外した部品の手入れに当たり、0.05ミリシーベルトの内部被ばくをした。
東北電によると、放射線量が高い部品のため、本来事前に除染してから扱うが、線量測定が不十分で、部品の表面に放射性物質が残ったままだった。男性はマスク未着用で、部品の放射性物質を取り込んだとみられる。
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