Sunday, April 19, 2020

本土への移動費の説明など新入生への対応も不十分な現状。スタートが遅れている五島(長崎) - 高校野球ドットコム

本土への移動費の説明など新入生への対応も不十分な現状。スタートが遅れている五島(長崎)

2020.04.20


五島高校の選手たち ※写真は今冬の集合写真

 全国各地に向かて発表された緊急事態宣言によって、全国の学校がほとんど休校。部活動も自粛となっているが、離島にある学校も例外ではない。

 長崎県五島市にある県立五島高校も20日を最後に学校は休校。それに先立って17日から活動が自粛となっており、学校と部活動の再開は5月6日が予定されている。しかし、今後の感染拡大によっては延長となることは考えられる。

 チームの指揮を執る谷口亨監督に電話取材で現在の状況を聞かせてもらった。
 「2、3年生には、いつなってもおかしいことを伝えてきました。ただ、1年生は16日から正式入部となった翌日の17日に活動自粛になりましたので、ショックを受けているように見えました」

 県の高野連の通達で対外試合等ができなかったため、実戦経験が不足していることを懸念する谷口監督。ただ新入生への対応も谷口監督は懸念している。
 「保護者会とかもできていませんので、新年度のスタートが遅れている状況です。本来ならチームの方針や部費について。さらに長崎本土への移動費や宿泊先や過ごし方など細かな取り決めを説明ができていないです」

 新入生であればチームで統一するユニフォーム、バックなどの購入も必要だが、その説明も十分にできず、選手たちを通じて保護者へ伝えてもらうようにしている。

 そうした不安を抱えている谷口監督は、これまでとは違った選手との接し方をするつもりでいる。
 「練習ができないですし、NHK杯がもしなくなると夏の大会だけになる。ですので選手たちの気持ちを切らせないように、各学年1人ずつ野球ノートを書いてもらって、LINE上でやり取りをしようかなと思います。今まではSNSの活用は避けてきましたが、距離の詰め方を考えないといけないと思いますので」

 また、YouTubeや読んでもらいたい記事を展開することで、伝えたいことを選手たちに理解してもらえる状況にするために、LINEの活用を考えている。ただ一番大事なことは自覚することにあると谷口監督は考えている。

 「1人でできることは限られてきますので、どこまで自立して効果を上げていけるか。自覚を促していくしかないです。普段から選手たちには伝えていますが、その答え合わせではないですが、期待と不安が半分ずつです」

 夏の大会がどうなるか不透明だが、受け止める準備だけはしているという谷口監督。2、3年生だけではなく、新入生への対応というのは五島だけではなく多くの学校が抱える課題だ。いち早く普段の生活に戻り、野球に取り組めるようになることを祈りたい。

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