アクティブ運用の上場投資信託(ETF)を提供するアーク・インベストメント・マネジメントは、運用資産が500億ドル(約5兆3000億円)に達してからわずか2週間足らずで600億ドルを上回った。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、先週だけでも約38億ドルが流入し、ファンドのうち5本は週間流入額が過去最高を記録した。
パービュー・インベストメンツのリンダ・チャン最高経営責任者(CEO)は電子メールで「アークの劇的な成長は二つのことを証明する。アクティブ運用は死んでおらずファンもいるということ、そしてETFは十分に透明なアクティブ運用のために適した構造だということだ」と指摘。「アークの成功をまねできる会社はほとんどない。本当に有能で大胆な確信を持った運用者が業界には数少ないからだ」と付け加えた。
大量の資金流入の結果、アークは今では5兆9000億ドル規模の市場で7番目に大きいETF会社だ。運用資産がわずか36億ドルだった1年前と様変わりだ。
ただ、革新的な企業を選んで投資するテーマ型のETFである「アーク・イノベーションETF(ARKK)」や「アーク・オートノマス・テクノロジー・アンド・ロボティクスETF(ARKQ)」などを展開する同社にとって、資金が多過ぎるのは理想的ではないとの指摘もある。ゲノム開発やロボット工学など未来的なテーマに沿う企業の数は限られており、資金が増えるに伴い投資の集中を招きかねない。
テーマ型ETFのアーク、資金集まり過ぎが問題にも-投資先限られ
ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・マレイ氏は「ファンドが大きくなり過ぎると、全ての資金を投資するのに十分なアイデアを思いつくのが難しくなる」と指摘した。
原題:
Cathie Wood’s ‘Phenomenal Rise’ Brings ETF Assets to $60 Billion(抜粋)
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