アメリカは「世界と関わっていく」とブリンケン米国務長官 BBCインタビューで
バイデン米政権のアントニー・ブリンケン国務長官は19日、BBCに対して「アメリカは戻った」と述べ、パンデミックや気候変動、イランの核開発などに世界と共に取り組む方針だと話した。ブリンケン長官がアメリカ以外の報道機関と単独インタビューをするのはこれが初めて。
ブリンケン長官はさらに、新型コロナウイルスの感染拡大について中国政府が十分な情報を提供せず、透明性に欠けていると批判した。
長官はジョー・バイデン大統領と共に同日、ボリス・ジョンソン英首相が主催する主要7カ国(G7)首脳の電話会議に出席した。
BBCに対してブリンケン長官は、イランの核開発問題について、イランや欧州と合意した枠組みから一方的に離脱したトランプ前政権と異なり、アメリカと欧州諸国はイランに対して「再び同じ立場」だと述べ、「もしイランが核合意の義務履行に復帰するなら、アメリカもそうすると、バイデン大統領はかなり前から明示している」と説明した。
ブリンケン長官は、ミャンマーにおける軍事クーデターについては、「歴史的だった民政移行にとって悲劇的な後退」だと述べた。
中国政府が国内でBBCワールドニュースのテレビ放送やBBCワールドサービスのラジオ放送を禁止したことについては、情報伝達の空間において中国は世界でも「最も閉ざされた」国のひとつだと非難した。
「中国はその情報伝達空間を、誤情報とプロパガンダの拡散に使う(中略)それは究極的には持続不可能だと思うし、諸外国は自由で開かれた情報空間を求めて、共に立ち上がらなくてはならないと思う」と、長官は話した。
一方で、中国政府が少数民族ウイグル族の民族大量虐殺を行っているという非難や、2022年北京冬季五輪をボイコットするよう求める声が上がっていることについては、ブリンケン氏は明確な答えを避け、「それはいずれ適切な時、適切な瞬間に扱う」ことだと述べるにとどまった。
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