米Googleは2月23日(現地時間)、Android端末向けの6つの新機能を発表した。既に使えるものもある。
- 安全性の低いパスワードに警告する「Password Checkup」
- 「メッセージ」アプリでの予約配信
- テキスト読み上げ「TalkBack」の改善
- 端末ロック中でも音声でGoogleアシスタント起動が可能に
- Googleマップを常にダークモードに
- Android Autoの壁紙、ショートカット、ゲーム
安全性の低いパスワードに警告する「Password Checkup」
「Password Checkup」は、2019年にChromeブラウザの拡張機能として登場したセキュリティ機能。安全ではないパスワードを入力すると警告する。Googleは多数のWebサイトやサービスからユーザー情報が流出した事案のユーザー名とパスワードのデータベースを持っており、ユーザーがこのデータに合致するユーザー名やパスワードを入力すると警告し、パスワード変更を促す。
この機能が「Android 9」以降の端末で利用できるようになる。利用するには、Androidの[設定]→[システム]→[言語と入力]→[詳細設定]→[自動入力サービス]→[自動入力サービス]で「Google」が選択された状態にしておく必要がある。
「メッセージ」アプリでの予約配信
SMSアプリ「メッセージ」で設定した日時にメッセージを送れるようになった。誕生日など、忘れてはいけないメッセージを予め用意しておける。
利用するには、メッセージを入力して送信ボタン(紙飛行機のボタン)を長押しすると表示される「送信日時の設定」カードで日時を設定する。「日時を選択」をタップするとカレンダーから日付と日時を設定できる。
テキスト読み上げ「TalkBack」の改善
「TalkBack」は目の不自由な人のためのテキスト読み上げ機能。[設定]→[ユーザー補助]で有効にできる。
この機能を、ユーザーのフィードバックに基づいて改善した。ジェスチャーをより直感的にし、メニューを統一したという。
端末ロック中でも音声でGoogleアシスタント起動が可能に
端末にロックがかかったままでも部屋の離れた場所にあっても、音声操作でGoogleアシスタントに命令できるようになる。この機能はGoogleアシスタントの最新アップデートで利用可能になる(本稿執筆現在、筆者の環境ではまだ使えない)。
この機能を使うには、アップデートした後、Googleアシスタントの設定画面で[パーソナライズ]→[ロック画面でのアカウントに基づく情報]をオンにしておく。Googleアシスタントの設定画面は音声で「Googleアシスタントの設定を開いて」と言うか、Googleアプリの右下の[その他]→[設定]→[Googleアシスタント]で開ける。
Googleマップを常にダークモードに
Googleマップでも省電力可能な「ダークテーマ」が利用できるようになる(筆者の環境ではまだ利用できない)。利用するには、Googleマップの[設定]に追加される[Theme]→[Always in Dark Theme](項目名が日本語版でどうなるかはまだ不明)を選択する。
Android Autoの壁紙、ショートカット、ゲーム
Android端末を自動車に接続して使うアプリ「Android Auto」の画面に壁紙を設定できるようになった。また、渋滞で退屈しているときなどに楽しめる音声ゲームが追加された。雑学クイズなどがあり、「ねぇGoogle、ゲームをして」と言うとゲームが始まる。
また、起動画面に天気、サーモスタットの調整などのためのショートカットを表示するようになった。ディスプレイが広い車種の場合は、より多くのショートカットを表示する。また、同乗者にディスプレイを見られたくない場合のためのプライバシー設定機能も追加された。
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