【ワシントン=船越翔】米国のジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は21日、米CBSのインタビューで、世界保健機関(WHO)の国際調査団が進めている新型コロナウイルスの発生源などの調査について、「中国が十分なデータを提供していない」と批判し、調査を徹底するようWHOに改めて求めた。
サリバン氏は「このパンデミック(世界的大流行)で何が起きたかを知るには科学的な調査しかない。だが、中国政府からの情報には透明性が欠けている」とした。その上で「正確な発生源を突き止めるには、WHOがやるべきことがまだたくさんある」と述べた。
調査団は1月末から2月上旬にかけて中国湖北省武漢で現地調査を行った。米メディアは、調査団が感染拡大初期の感染者のデータ提供を求めた際、中国当局が拒否したと報じている。
CBSのインタビューでサリバン氏は、イランで拘束されている複数の米国人の解放に向け、イラン政府と連絡を始めたとも述べた。「米国人の安全な帰国が現政権の優先課題だ」とした。接触の具体的な内容には触れなかった。
からの記事と詳細 ( 「中国が十分なデータ提供せず」米大統領補佐官、WHOにコロナ発生源調査の徹底要求 - 読売新聞 )
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