Tuesday, February 2, 2021

花粉症対策 症状が出る前の今から始める3つの春花粉に向けた情報 - ウェザーニュース

top

2021/02/03 10:24 ウェザーニュース

2021年春のスギ・ヒノキ花粉シーズンがまもなく始まろうとしています。
飛散開始が早い東京など関東や東海、九州では、2月下旬にはスギ花粉は本格的な飛散(ピーク)が始まる予想です。

box0

関東では6年ぶりの大量飛散となるおそれがあるため、ここ数年、花粉症の症状が軽かった方やこれまで発症したことがない方も油断せず、2019年シーズンはしっかり対策を行ってください。
box1

症状が出てから対策することの多い花粉症ですが、「東洋医学では次の季節を見越した過ごし方が体調に大きく影響すると考えられています。実際に花粉症も事前の対策で症状の発現を抑えることができるのです」と、源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生、佳子先生はいいます。

「すでに花粉症を発症した人でも、体内に花粉がたまらないようにしておけば、春以降花粉症の症状が出ることはありません。しかしそのためには、まだ花粉が舞っていない今のうちに体に入りにくくするか、入っても体内から排出できるような体作りをしておく必要があるのです」(瀬戸先生)

先生方が診ている患者さんから、花粉症を軽減できたという報告が多かった事前の対策を3つ教えてもらいました。

box2

花粉症予防にはヨーグルトなどの発酵食品を摂るのが有効なことは知られていますが、それにも理由があります。発酵食品は腸内環境を良好にし、排泄機能を高め、免疫力のバランスを整えてくれるのだそうです。

「東洋医学では、大腸と肺がつながっていると考えていますので、大腸の調子を整えるといった面からも花粉症対策になります。便秘など排泄がうまくいってないと花粉もため込みやすくなるのです」(瀬戸先生)

box3

そもそも花粉症とはアレルギー反応の一種で、体の中に過剰な熱がこもり、その熱を外に出そうとして鼻粘膜が炎症を起こしたり、目が痒くなったりすることを言います。そこで汗腺を緩め、この熱を外に放出しやすくすると、症状を抑えることができるといいます。

「本来なら、自然の摂理に任せておけばいいのですが、年中エアコンを使用している現代人は汗腺の調整機能が弱っています。特に冬の間に冷たいものや甘いもの、生ものなどを摂取している人は、体が極度に冷えて、汗腺が閉ざされたままの状態が続いているので汗をかくことが大切になります。

ただし、寒い時期に過剰に汗をかくと体が冷え感染症にかかる恐れがあります。あくまで“うっすらかく程度”で十分です」(瀬戸先生)

box4

胃腸が弱っていると栄養を十分に吸収・運搬できず免疫力が落ちてしまいます。そのため花粉症などのアレルギーを予防するには、まず胃腸をいたわり、免疫力を保つことが大切になります。

「甘いもの、生もの、冷たいものは胃腸を冷やし、消化機能を低下させます。冬のこたつでアイスを食べたり、ビールを何本も飲んだりしていると、胃腸は冷えてしまいます。そんな時はおヘソや丹田(たんでん)を温めるといいでしょう。

アカギレになりやすいなど肌が乾燥している人も胃腸が弱っていて栄養が巡っていない可能性が高いので、注意が必要です」(瀬戸先生)

3つ全てを実践できなくても、1つ実行すれば花粉症を軽減することができるといいます。今年は花粉症に克つ春になるように今から心がけてみてください。

box5
box6
box7
box8
box9

取材先:源保堂鍼灸院(http://genpoudou.com/)、瀬戸郁保氏、瀬戸佳子氏

Let's block ads! (Why?)


からの記事と詳細 ( 花粉症対策 症状が出る前の今から始める3つの春花粉に向けた情報 - ウェザーニュース )
https://ift.tt/3oIyaHY
Share:

0 Comments:

Post a Comment