小学生の娘に十分な食事を与えずに低血糖症にさせ、入院で支払われる共済金をだまし取ったとして、大阪・大東市に住む34歳の母親が傷害と詐欺の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、娘は、5年前から同じような症状で40回余り入院しているということで、詳しいいきさつを調べています。
母親は、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、大東市のパート従業員、縄田佳純容疑者(34)です。
警察によりますと、ことし1月、当時8歳の小学生の娘を入院させようと、成人用の下剤を飲ませたり、十分な食事を与えないで低血糖症にさせたりしたうえ、入院で支払われる共済金を東京の共済団体から6万円だまし取ったとして、傷害と詐欺の疑いが持たれています。
傷害容疑についてはすでに起訴されています。
警察の調べに対していずれも否認し、「故意に娘を低血糖にさせていないし、お金をだまし取ろうとはしていない」などと供述しているということです。
ことし2月、入院中の娘が母親から「食うなよ、寝とけ」、「夜も食べんとしんどいって言って寝とき」などと電話で言われていることに病院側が気づき、事件が発覚したということです。
警察によりますと、5年前の2018年以降、▼娘は、同じような症状で40回余り入院し、▼この入院に伴う共済金や保険金、あわせておよそ570万円が縄田容疑者の口座に振り込まれているということで、詳しいいきさつを調べています。
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