本格的な夏を迎え、登山などで山を訪れる人が増える一方で、遭難するケースも増えていて、警察は遭難しないための対策を十分にとるよう呼びかけています。
警察によりますと、県内で登山や山菜採りで山を訪れ遭難したケースはことしに入ってから7月23日までに32件起きています。
特に7月は、すでに8件と6月1か月間より5件多くなっていて、夏になり山を訪れる人が増える一方で、遭難件数も増加する傾向が見られています。
このうち7月13日には猪苗代町の安達太良山で、県外から訪れた70代の男性が温泉の源泉近くの小屋のそばで倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されています。
警察によりますと、遭難する理由として道に迷うことや斜面での滑落や転落などが挙げられるということです。
警察は、夏休みシーズンに入り今後さらに登山客の増加が見込まれるとして、安全に登山を楽しむために体力や経験に見合った山を選んで複数人で訪れることや、登山計画をしっかり立てて計画書を自治体に提出するよう呼びかけるとともに、非常時に備え、食料や防寒具の携行など十分な装備を準備するよう呼びかけています。
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