12日も全国的に気温が上がり、関東や東海などでは11日に続いて35度以上の猛暑日が予想されています。熱中症への厳重な警戒を続けてください。
また、12日は西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になる見込みで、記録的な大雨となった九州北部ではふだんより少ない雨でも災害の危険度が急激に高まるおそれがあるため、警戒が必要です。
気象庁によりますと、11日は▽山梨県甲州市勝沼で38度ちょうどを観測するなど関東を中心に猛烈な暑さとなりました。
12日も関東や東海などで猛烈な暑さとなる見込みで、朝から気温が上がっています。
午前6時の気温は、
▽鳥取市で28.6度
▽福岡市で28.1度
▽東京の都心で27.2度
▽仙台市で26.9度
▽大阪市で26.7度
▽名古屋市で26.4度
などと各地で25度を超えています。
日中の最高気温は、
▽さいたま市や前橋市で37度
▽東京の都心や静岡市、宇都宮市、水戸市で36度
▽甲府市で35度
などと予想されています。
気象庁と環境省は、12日、熱中症の危険性が高まるとして、福島県、東京都、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、徳島県、宮崎県、鹿児島県、それに沖縄県の沖縄本島地方、大東島地方、八重山地方に「熱中症警戒アラート」を発表しました。
熱中症への厳重な警戒を続け、
▽我慢せずに冷房を適切に使用するほか、
▽のどが渇いていなくても定期的に水分を補給し、
▽日中は外出をなるべく避けて特別な場合以外は運動を行わないなど、
対策を徹底してください。
このほか、
▽福岡市や大阪市で33度
▽名古屋市で32度
▽松山市や仙台市で31度
と予想されていて、
記録的な大雨となった九州北部の被災地でも
▽大分県中津市で32度
▽福岡県久留米市で31度
などと厳しい暑さが続く見込みです。
片付けや復旧作業をする際はこまめに休憩をとるなど十分な対策を心がけ、周りに体調を崩している人がいないかなど声をかけあうようにしてください。
西~北日本 大雨おそれ土砂災害などに警戒を
13日朝までの24時間に降る雨の量は、多いところで、
▽新潟県で180ミリ
▽東北の日本海側で150ミリ
と予想されています。
西日本から北日本では、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨、ひょうにも十分注意してください。
特に、これまでの大雨で、九州北部では地盤が緩んでいたり川の堤防や護岸が損傷したりしているところがあり、災害のリスクが高い状態が続いています。
ふだんより少ない雨でも土砂災害や川の氾濫などの災害の危険度が急激に高まるおそれがあり、川や山の斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。
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