保険金不正請求問題で揺れるビッグモーターに新たな疑惑です。店舗のスタッフが架空の保険契約を結んでいた疑いが浮上しました。
■ビッグモーター 保険“架空契約”か
中古車売買や修理などを手掛けるビッグモーター。実は、自動車保険を取り扱う保険代理店としての側面があります。今度はその保険契約で架空契約が行われていたというのです。
福井県ではスタッフが名義人と偽り、展示車の保険を契約していたといいます。
複数の関係者によりますと、今年に入り、ビッグモーターから複数の損害保険会社に対し、架空の契約について報告があったというのです。ビッグモーターはANNの問い合わせに対し、これまでのところ回答をしていません。
■名義人偽り…“過剰ノルマ”背景?
今回発覚した架空契約の背景には、保険契約を巡る過剰なノルマがあったとみられます。ビッグモーターの経営計画書には経営の柱は保険と書かれています。
ビッグモーターの経営計画書:「自動車保険を経営の柱とし、お客様の『安心して乗りたい』という期待に応える。自動車保険に加入していただくために車を売る」
元社員によりますと、この経営計画書を毎朝、全スタッフが唱和するのだといいます。
中国エリアの元社員:「こんな感じで全部読むんですよ」
この元社員が恐れていたのが副社長だった兼重宏一氏らが数カ月に1度、店舗を訪れる環境整備点検でした。
中国エリアの元社員:「これくらいの少ない雑草でもアウト。(点検で)減点だった。(除草剤でも)なかなかすぐには枯れたりしないじゃないですか。『いっそのこと燃やそう』って言って火で燃やしたスタッフはいました。たしかに付近がちょっと焦げていた」
31日、店舗跡の街路樹が枯れている問題で広島市が警察に相談したことが分かりました。また、兵庫県も現地調査の結果、3店舗で木がなくなっていたことを確認したと明らかにしました。
ビッグモーター側は今後、土を入れ替えたり植樹をするなどして、元の状態に戻す手続きを行っていくとしてます。
■ビッグモーター LINEに“変化”が
そんななか、ビッグモーター内である変化が起きたと現役社員が話します。
ビッグモーター現役社員:「私の店舗では店長が営業に対して『消えろ』『クソ』『死ね』という発言」
店長が部下に対して送ったメッセージには。
店長から送られてきたメッセージ:「ヘラヘラ喋ってんじゃねーぞ。殺すぞ」
しかし、先週の謝罪会見の後、態度が一変したというのです。
ビッグモーター現役社員:「LINEでの罵詈雑言(ばりぞうごん)が毎日あったのが、今回の報道を受けた後は敬語で。ですます調で」
これまで部下からのメッセージに対し、高圧的な態度で返信していましたが…。
店長から送られてきたメッセージ:「了解です!有難う御座います!」
一方で、国民生活センターによりますと、ビッグモーターに関する相談件数がこの10年間でおよそ6倍近くに増加したことも分かりました。主に契約トラブルに関するものだということです。
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