加美町に建設中の風力発電施設について、町は住民の不安を払拭するため、施設の事故や災害の際に、事業者が責任ある対応を行うことを定めた協定書を交わしました。
2日、町役場で調印式が行われ、来年4月の運転開始を目指して、町内に風車10基を建設中の「合同会社JRE宮城加美」に出資する企業の関係者が、猪股洋文町長と協定書を交わしました。
協定書では、自然災害や事故で風車が壊れた際などは、原因究明と再発防止策を行い、風車の解体や撤去に必要な費用の積立状況を町に報告するなど、事業者が責任ある対応を行うことを定めているほか、自然環境の保全や農林業の振興など、地域貢献として毎年1千万円を町に寄付するなどとしています。
この風力発電施設をめぐっては、町が事業者と交わした契約が事故などの際に、事業者側に十分な対応を求められないなど、町にとって不利になるおそれがあると指摘されていて、建設に反対する住民から、協定書の内容は不十分だとして、差し止めを求める住民監査請求が行われています。
猪股町長は「協定は事業者の責任を明確にし、住民の不安を払拭させるものだ。町民の理解が何より大事なので、事業者には町民理解の醸成、地域貢献に一層の努力をお願いしたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 建設中の風力発電施設 加美町が事業者と協定|NHK 宮城のニュース - nhk.or.jp )
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