激戦が続くウクライナ東部のバフムトで、ロシア側の最前線に立ってきた民間軍事会社「ワグネル」が、ウクライナ側の作戦を「一部成功した」と認めました。
■「ウクライナの作戦成功」ワグネルトップあせり
夜間のバフムト近郊の平原から、一斉に発射されるウクライナ軍の「多連装ロケット砲」。戦況について、ウクライナ軍の司令官は、「効果的な反撃を行っている」とSNSに投稿しました。
11日 ウクライナ陸軍 シルスキー司令官のSNSから:「ワグネルの部隊が疲弊し、代わりに訓練の不十分なロシア軍部隊が配置されたが、戦闘で敗北し撤退している」
一方、ロシア側の「ワグネル」を率いるプリゴジン氏も新たな音声を公開。ウクライナ側の作戦成功を認めました。
「ワグネル」創設者 プリゴジン氏(11日公開):「(ウクライナ軍の)反攻は本格化している。ウクライナ軍の部隊がバフムトの側面から侵入している。残念ながら、ウクライナ軍の作戦は一部成功した」
プリゴジン氏といえば…。
プリゴジン氏(5日公開):「弾薬が70%足りない。ショイグ(国防相)、ゲラシモフ(参謀総長)、弾薬はどこにあるんだ」
鬼の形相で弾薬が希望通り供給されないと訴え、バフムトからの撤退を表明。その後、「必要な弾薬と武器が約束された」としてバフムトでの戦闘の継続を示唆していました。
■「おじいさんがクソ馬鹿」ロシア軍を痛罵
ところが、届いた弾薬は要求していた量のわずか10%で、「我々はだまされた」と不満をあらわにしました。さらに…。
プリゴジン氏(9日公開):「我々が(バフムトの)陣地を離れたら、祖国に対する国家反逆罪になると明確に書かれていた」
もしバフムトから撤退した場合、「国家への反逆」とみなすと脅されたと主張していました。
プリゴジン氏(9日公開):「“おじいさん”が最終的にクソ馬鹿であることが明確になったら、国はどうすればいい?戦争にどうやって勝てばいいのか?」
具体的な名前は挙げませんでしたが、ロシア軍の指導部を“おじいさん”と、揶揄(やゆ)したプリゴジン氏。そのワグネルがさらなる苦境に…。
「タイムズ」紙によると、イギリス政府が「ワグネル」を数週間以内にテロ組織に指定する方針だということです。
金融面で制裁を科すことも検討されていて、ワグネルの資金調達にも影響が出るとみられます。
(「グッド!モーニング」2023年5月12日放送分より)
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