Tuesday, June 28, 2022

どの程度上から打ち込めばいいの? ビギナーが覚えておきたい、アイアンショットのダウンブロー軌道の作り方 - みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフを始めたばかりのビギナーにとって、スウィングについての疑問は尽きない。アマチュアへのレッスンのみならずコーチ育成にも携わるJJコーチに、アイアンショットの「ダウンブロー軌道」について教えてもらおう。

「アイアンショットはダウンブロー軌道で打とう」。ゴルフを始めたばかりのビギナーでも、レッスン記事や動画などで、そんなアドバイスを見かけたことがあるだろう。

そもそもダウンブロー軌道とは、スウィング中にヘッドが描く円弧の最下点よりも手前側、まだヘッドが下降している段階でインパクトすること。「上から打ち込む」などと表現されることも多いが、「じゃあどの程度上から打ち込めばいいの?」と疑問を持つビギナーもいるだろう。

結論としては「適切な構え方と重心位置になっていれば、自然と適切なダウンブロー軌道でボールを打てます」とJJコーチ。

「まず、ダウンブロー軌道でショットするにあたってマストとなるのがダウンスウィングからインパクト、フォローにかけて、しっかりと体の左サイドに重心が乗っていることです。右サイドに重心が残ってしまうと、ヘッドの軌道がそのぶんズレてアッパー軌道になってしまいますからね」(JJコーチ、以下同)

画像: 体重が右に残った状態だとアッパーブローになってしまう(左)。しっかりと左サイドに体重を乗せて振ろう(右)

体重が右に残った状態だとアッパーブローになってしまう(左)。しっかりと左サイドに体重を乗せて振ろう(右)

加えてアドレスの段階で、正面から見た際にボール位置より手元が飛球線方向に寄っているハンドファーストの形を作ることが重要なのだが「多くのビギナーの方は、ダウンブロー軌道で打つ意識が強過ぎて、過剰なハンドファーストになっていることが多いので注意しましょう」と続ける。

「人によっては、手元が左腰からはみ出すくらい過剰にハンドファーストに構えているゴルファーもいますが、それだと上から打ち込み過ぎて、ダウンブローというよりも、ただ地面に刃が刺さるだけのスウィングになってしまいます。正しくは左股関節、左腰辺りをグリップエンドが指すくらいの度合いが教科書通りと言えるでしょう」

画像: 手元が左腰より外側に出るような過剰なハンドファーストはNG(左)。グリップエンドが左股関節、左腰辺りを向くくらいに収めよう(右)

手元が左腰より外側に出るような過剰なハンドファーストはNG(左)。グリップエンドが左股関節、左腰辺りを向くくらいに収めよう(右)

適切なハンドファースト、そして左重心でのインパクトができれば、自然と適切なダウンブロー軌道で打てるとJJコーチ。最後に、しっかり左サイドに乗ってインパクトするための練習ドリルを教えてもらおう。

画像: フォローで右足をターゲット方向に踏み出す練習ドリルで、しっかり左重心で振れているかをチェックしてみよう

フォローで右足をターゲット方向に踏み出す練習ドリルで、しっかり左重心で振れているかをチェックしてみよう

「普段通りにアドレスを作ってクラブを振っていき、フォローでヘッドの動きと合わせてターゲット方向に右足を踏み出してみましょう。体重が右サイドに残っていると姿勢が不安定になるので、しっかり左サイドに乗れているかのチェックができますよ」

協力/レッツゴルフ銀座

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