新型コロナウイルスの「特別対策」について、鈴木知事は２７日午後開かれた対策本部会議で、ここで人と人との接触の機会を抑えなければ爆発的な感染拡大につながるおそれがあるとして、道民に要請への協力を重ねて求めました。
札幌市での感染拡大を抑え込むため、道は来月１１日まで大型連休の「特別対策」として、札幌市でできる限り外出やほかの地域との行き来を控えるよう要請するとともに、２７日からは市内全域の飲食店などに対し、営業時間を午後９時まで、酒の提供を午後８時までに短縮するよう要請しています。
これについて鈴木知事は対策本部会議で、「札幌市内の厳しい感染状況を踏まえると、ここで人と人との接触の機会を徹底的に抑えなければ、首都圏や関西圏のように爆発的な感染拡大につながるおそれがある。正念場であり、札幌市ではできる限り外出と往来を控えるよう強くお願いしたい」と述べ、道民に要請への協力を重ねて求めました。
その上で飲食店などへの時間短縮の要請について、「感染リスクが高いとされる飲食の場面、特に夜間の人の流れや、人との接触機会を抑えるため、再び大変なご負担をおかけすることになるが、理解と協力をお願いしたい」と述べました。
また、国への要請を検討している「まん延防止等重点措置」の適用について、鈴木知事は「『特別対策』期間中に市内の人の流れに十分な減少がみられず、感染がさらに拡大し、国に要請する必要があると判断した場合には、ちゅうちょなく実行に移せるよう札幌市と万全の準備を行いたい」と述べました。
一方、会議で道は「どうみん割」のモデル事業「新しい旅のスタイル」について旅行の際の感染対策を徹底し、定着を図るため、今月いっぱいとしていた利用期限を来月３１日まで１か月間延長することを報告しました。
からの記事と詳細 ( 知事“ここで抑えねば爆発的な感染拡大に” 道民に協力要請｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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