NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星ヘリコプター「インジェニュイティ」が飛行中に撮影した、初めてのカラー画像が公開されました。画像は2021年4月22日に行われた2回目の飛行試験の際に、高さ5.2mからカラーカメラで撮影されたものです。インジェニュイティの高解像度カラーカメラは4208×3120ピクセルのセンサーを搭載しており、水平から約22度下を向いています。
火星表面には全体的に、探査車パーサヴィアランスの車輪の跡が見えています。パーサヴィアランス自体は、画像上の方の枠外にいます。画像下端には、地表に落ちるインジェニュイティの影が映っています。ヘリコプターが離陸した場所は、その影の付近にあります。画像の左右の端にわずかに見えているのは、インジェニュイティの脚の先端部分です。
インジェニュイティの飛行試験は4月19日に1回目、22日に2回目が行われました。ヘリコプターチームによると、3回目の飛行試験を4月25日に予定しているとのことです。3回目の飛行では総飛行時間は約80秒、速度を2回目の秒速0.5mから秒速2mに上げ、片道50m、往復で100m移動することを予定しているとのことです。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech
(参照)Mars Exploration Program、Mars Helicopter Tech Demo
大きな画像はオリジナルサイト(アストロピクス)ををご覧ください。
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