忘れ物防止タグ戦争、勃発!?
まあ、そんな大げさなものじゃないですけど、AirTagの登場により、同じ忘れ物防止タグ「Tile」ユーザーは、ちょっと気になるのではないでしょうか。
そこで、AirTagとTile Mateを比較してみました。似ているようで結構違うみたいですよ。
ちなみに今回の写真に写っているTile Mateは2018年版の一世代前のモデルです。性能やサイズ、価格については2020年版のTile Mateと比較しています。
サイズについて
まずはサイズから見てみましょう。
AirTag
サイズ:31.9×31.9×8.0mm
重量:11g
Tile Mate(2020)
サイズ:35.0×35.0×6.2mm
重量:6g
実際並べて見てみると、AirTagのほうが一回り小型です。厚みはTile Mateのほうが薄いです。手に持ってみるとTile Mateのほうが軽い。Tile Mateは本体はほぼプラスチックなのに対し、AirTagは一部金属が使われているので重くなっています。
ちょっとした違いですけど、実際に両方見てみると、結構違うんだなって思います。
携帯性について
携帯性についてですが、大きさだけでいえばAirTagのほうが有利。でも、それだけでは語れない大きなポイントがあります。
Tile Mateにはストラップホールがあるんです。これがあることで、キーホルダーなどにさっと取り付けられるのは便利です。一方AirTagはストラップホールがないので、キーホルダーに付けた場合には別途アクセサリーを用意する必要があります。これが本体と同じくらい、またはそれよりも高いんですよね…。まあ質感とかデザインはいいんですけど。
なお、財布に入れたい場合はAirTagのほうがいいですね。500円玉をちょっと大きくしたくらいの大きさなので、小銭入れに入れておいてもあまり邪魔になりません。
キーホルダーに付けるならTile、財布に入れるならAirTagって感じですかね。
機能面について
機能面を見てみましょう。まず両者ともに共通する機能としては、電池交換が可能なことが挙げられます。使い捨てじゃないのはいいですね。そしてAirTagはIP67の防水対応、Tile MateはIP55の防滴性能があるので、ちょっと水に濡れたくらいなら大丈夫です。
スマホから現在地を探せるのは両者とも一緒ですが、その精度は異なります。
AirTagは、10cm単位で位置を教えてくれます。かなりピンポイントで位置が特定できるので、たとえば家のなかで位置を検索しても正しい場所を知ることができます。
一方Tileは、位置を特定できることはできますが、その精度はかなり大雑把。ビルまでは特定できても、階数までは特定できないという感じです。
だから、家のなかでTileを検索をしても、同じ家のなかにあるくらいまでしか特定できません。ただし、Tileは本体からスマホを鳴らす機能があるので、それを使えば場所が特定できます。この機能はAirTagにはありません。
ピンポイントで位置がわかるけど、スマホを鳴らすことはできないAirTag、大体の位置しか把握できないけどスマホを鳴らすことができるTile Mateって感じでしょうか。
価格について
最後に価格を見てみましょう。最新版のTile Mate(2020)は単品で2,499円、4個セットで7,750円です。
AirTagは、単品で3,800円、4個セットで1万2800円です。
値段的にいえば、Tileのほうが安い。これは明らか。
5行でまとめると
・小さいのがAirTag、軽いのがTile Mate
・ストラップホールがあるのがTile Mate、ないのがAirTag
・スマホ呼び出し機能があるのがTile Mate、ないのがAirTag
・スマホからの検索精度が高いのがAirTag、低いのがTile Mate
・高いのがAirTag、安いのがTile Mate
という感じです。どちらを選ぶかは、あなた次第!
Photo&Image: 三浦一紀
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