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アメリカ政府で新型コロナ対策を指揮するファウチ所長は2メートル弱の距離を取るソーシャルディスタンスについて、特定の状況下では「約1メートル」にすることも容認する可能性を示しました。 新型コロナの感染拡大で、アメリカでも「6フィート、約2メートルのソーシャルディスタンス」が求められてきましたが、今、新たな議論が起きています。 アメリカ北東部のマサチューセッツ州で去年9月から今年1月まで、学校で60万人以上の生徒や教師などの感染例を調べた研究がまとめられました。 その結果、対面授業で6フィート、約2メートル離れた場合と、3フィート、約1メートル離れた場合の感染の発生率は統計的にあまり差がなかったということです。 国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長も「3フィートが感染を抑制するのに十分な距離であることを最新の研究結果が示しているようだ」とこの結果を支持しています。 米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長:「現在、このデータが蓄積されていることを十分に認識しており、特定の状況下では3フィート(約1メートル)でも安全だと思われます」 CDC(米疾病対策センター)は、こうした最新の研究結果を踏まえて安全なソーシャルディスタンスについて近く新しい判断を示すことにしています。
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