K-popグループ「GFRIEND」 のソウォンさんが、ナチス・ドイツを連想させる軍服を着たマネキンに抱きつく写真を投稿し、物議を醸している。ソウォンさんは1日、所属会社を通じて謝罪した。
問題の写真は、昨年11月にGFRIENDのビデオ撮影で立ち寄ったカフェで撮影したもの。ソウォンさんがナチス風の軍服を着たマネキンに抱きつく姿が写っている。
これらの写真はその後、ソウォンさんのインスタグラムから削除された。
グループのマネジメントを行うSource Musicは、このような写真を投稿したことにソウォンさんが「深い責任」を感じていると説明した。
K-pop歌手がマネジメント会社を通じて謝罪するのはよくあることだ。
ソーシャルメディアではソウォンさんに謝罪を求める声が多くあがっていた。
「史実に十分な注意払わず」
Source Musicは米CNNに宛てた声明で、ソウォンさんは「写真の重大さを理解して」ショックを受け、投稿を削除したと説明した。
また、ナチス風の服が撮影現場にあったことについても謝罪。担当者が「撮影当日の現場確認の際、マネキンの服装に問題があることを認識していなかった」とした。
「撮影現場に不適切な小道具があることを事前に確認できなかったこと、撮影プロセスやコンテンツのアップロードを十分に点検できていなかったこと、そして社会問題や史実に十分な注意を払わなかったことをお詫びします」
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ファンの反応
インスタグラムに80万人以上のフォロワーを持つソウォンさんは、この写真をめぐり批判を受けている。
「ポーランド出身のファンとして、この写真に本当に傷つき、嫌悪感を抱いている。私の曾祖母はナチスの収容所で死んで、大おじは戦争で戦った。この件について何の説明もないし、謝罪すべきだ。彼女(ソウォン)が知っていたかどうかは関係ない。これは見逃せるものではない」と、あるファンはツイートした。
別のユーザーは、「ソウォンがナチス・マネキンと写真を撮ったことだけでも十分ひどいけど、ナチス・マネキンが彼ら(GFRIEND)のカムバック動画のセットの一部だったという事実の方にもっと困惑している」と書いた。
一方で、ソウォンさんがナチスの軍服の重大性について知らなかったのではないかと擁護する声もあった。
「ポジティブに考えると、彼女はナチスの歴史をあまり知らないのかも。特に彼女はビジュアル・アーツ系の学校を卒業しているから歴史をあまり知らないのかも。だけど私は今も、ソウォンと他のメンバーがこの投稿について謝罪するのを望んでいる」
別の人は、「それから、ソウォンを非難している人たちに言いたい。私は彼女が歴史をもっと知っておくべきだったと思っている。韓国の学校で実際にヒトラーの統治に関する授業があるんだから。だけど、ナチズムを知っていることと、ナチスの軍服を認識することは別物だ」と書いた。
K-popグループがナチスを連想させるものに関連して批判を受けるのは今回が初めてではない。
2018年には、BTSのRMさんがナチス親衛隊(SS)の記章が付いた帽子をかぶっている写真が物議を呼んだ。これは2014年に撮影されたもので、ユダヤ人人権団体サイモン・ウィーゼンタール・センターから批判された。その後、グループのマネジメント会社が長文の謝罪を発表した。
ナチス風の商品は一部のアジアの国で目にする機会が多く、ナチスの軍服を使ってコスプレすることもある。
特派員たちは、アジア諸国では学校の授業で第2次世界大戦について教えられているが、その内容はヨーロッパではなくアジア地域で起きたことが中心となっていると指摘。またアジアの都市には、通常ホロコースト(大虐殺)に関する意識を高める役割を担うユダヤ人団体が少ないとしている。
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