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■7年かけて培った『日曜劇場』による音の演出
いまやすっかり定着した感がある、TBS『日曜劇場』の重厚な音楽と過剰なまでの音効。前シリーズとなる2013年の『半沢直樹』からスタートした一連の“池井戸潤原作ドラマ”と“服部隆之音楽”の組み合わせが、同枠のイメージとなって浸透している。
「この7年間の『ノーサイド・ゲーム』や『陸王』といった作品で、それを積み重ねてきた結果ですよね。劇伴の音楽と音効も、時代劇やNHK大河ドラマのような圧倒的な臨場感と迫力があります。大きなインパクトをもって視聴者のイメージに刷り込まれているので、同じ音楽体験を渇望している人も多いと思います」(柿谷浩一氏)
そんな日曜劇場の代表作『半沢直樹』だが、今期もオンエアと同時にSNSでは“半沢祭り”となり、おなじみの決めセリフからキャストの表情や仕草まで、実に細かな部分まで話題が盛り上がっている。そうしたなか、音効も俎上に載せられており、例えば、ドアを締める、書類を投げつける、机をたたくといった日常のアクション音の音効が“病みつきになる”と楽しまれているようだ。
「2話目の後半に、仲間が証拠書類を部長のデスクから盗むシーンがありました。その音効で、まず見つかる瞬間に“ドーン”と鳴り、書類を奪われ窮地に陥った時にさらに大きな音で“ドーン”。そして、半沢たちが扉を開けたときに“バーン”と、たたみ掛けるかたちで音を重ねていました。証拠を得る側と、それを得て乗り込む側。2つの現場の不安と緊張、確信と怒りといった人々の心情の高まりを、三段活用のように見事に音でリンクさせた上手い演出でした。
それに、そんなに特徴的な音効なのに、作品全体の映像と音のバランスで見ると安定しているんです。『半沢直樹』というドラマでなければ、あの日常音の音効は明らかにうるさいですよ(笑)。でも振り切った音効があることで、不自然に感じない。ドラマ全体のサウンドデザインが非常に優れているんです」(柿谷氏)
■「ドーン」と響く低音と、その先にあるカタルシス
柿谷氏によると、昨今の60分の連ドラ1話で流れる劇伴の曲数は、平均して10曲前後。多彩なジャンルのメロディアスな曲を多く使って物語の世界観を作っていき、最後はメインテーマでまとめるという流れがセオリー化しているという。ところが、多くの連ドラの劇伴が曲数で勝負しているのに対して、『半沢直樹』は逆をいく。
「曲数というよりも、メインテーマを軸にしながら、ここぞというところでのアクとクセの強い音効で勝負しています。もしかすると、それを単調に感じる視聴者もいるかもしれませんが、好きになってしまえば勝負は決まったようなものです」(柿谷氏)
そんな『半沢直樹』音効の特徴は、およそ10分ごとに挿入される地の底をつくような「ドーン」という低い音。それが視聴者をラストまで離脱させないフックにもなっている。
「本作は、ラストの名セリフと問題解決のスリリングさだけではなく、音を含めたいろいろな演出で、60分間を通して視聴者を引きつけるテクニックに長けています。常に鳴り響くドーンというインパクトのある重低音は、例えるならアクションゲームのダメージを削り合う音。ストーリーの打撃感です。こうやられたら半沢直樹はどうやり返すのかを視聴者は待っている。そのテンポの良さと次を待っている感が、ドラマの強力な引力になっています」(柿谷氏)
そうした音の経験を60分間積み重ねたうで、ラストに聴くオーケストラの重厚なメインテーマにはカタルシスがある。昨今ありがちな“スマホながら観”など決してできない『半沢直樹』は、音効から視聴者を病みつきにさせている革新的なドラマと言えるのではないだろうか。
(文/武井保之)
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August 02, 2020 at 06:10AM
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