Sunday, December 3, 2023

今日の株式見通し=小動き、強弱材料が混在 円高は輸出株の重し - ロイター (Reuters Japan)

[東京 4日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、小動きの展開が想定されている。前週末のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受けて米利上げ終了の見方が一段と強まったことが相場の支えとなる一方、為替の円高進行が輸出株を中心に重しになるとみられている。強弱材料が入り混じっている上、きょうは取引材料が乏しく、日本株は一進一退の展開となりそうだ。

日経平均の予想レンジは3万3300円─3万3700円。

前週末の米国株市場では、主要3指数がそろって上昇した。S&P総合500種は終値ベースの年初来高値を更新した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受け、主要政策金利はピークアウトしたとの見方が強まった。

パウエルFRB議長は米国時間の1日、利上げが行き過ぎ必要以上に景気を減速させるリスクと、インフレ抑制のために十分な利上げを実施しないリスクは「より均衡している」と述べた。

きょうの日本株市場では小動きの展開が想定されている。パウエル議長の発言や米国株高は相場の支えになるとみられている。ただ、ドルが146円台後半まで下落する中、円高が輸出株の上値を抑えるのではないか、との予想が聞かれる。

三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト・市川雅浩氏は「マーケットでは米利上げ終了と利下げ期待も高まっており、相場の支援材料となっているが、日本株に関しては円高進行が重しになりやすい」とみている。

足元の日経平均は3万3500円近辺に近付くと売りが出やすくなっており、「きょうも同水準近辺では戻り待ちの売りが出るのではないか」(国内証券・ストラテジスト)との声も聞かれた。

物色動向としては、前週末にフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が小幅高となったことから、半導体関連などハイテク銘柄に買い戻しが入りやすいという。一方、「米金利低下を受けて銀行など金融関連はやや軟調に推移しそうだ」(市川氏)との指摘が出ていた。

主なスケジュールでは、国内では11月のマネタリーベースが公表予定となっている。海外では、米国で10月の製造業新規受注が発表されるほか、欧州ではラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言機会が控えている。

text_section_type="notes">株式関連指標の索引ページ(日本語表示) 株式関連指標の索引ページ(英語表示)東証プライム市場出来高上位50傑(.AV.T) 東証プライム市場売買代金上位50傑(.AM.T) 東証プライム市場値上がり率上位50傑(.PG.T) 東証プライム市場値下がり率上位50傑(.PL.T) 東証プライム市場値上がり幅上位50傑(.NG.T) 東証プライム市場値下がり幅上位50傑(.NL.T) TOPIX(東証株価指数)(.TOPX) プライム市場指数(.TSPM) スタンダード市場指数(.TSSM) グロース市場指数(.TSGM) 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 大阪取引所有価証券オプションのメニューページ ※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューでご覧ください

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 今日の株式見通し=小動き、強弱材料が混在 円高は輸出株の重し - ロイター (Reuters Japan) )
https://ift.tt/axJAgEr
Share:

0 Comments:

Post a Comment